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はじめに|嶺北・早明浦ダム周辺に多い相続不動産の特徴
土佐町は嶺北地域に位置し、早明浦ダム周辺を含む広い山間部を抱えています。
そのため、相続される不動産の多くが、
- 山林や農地が中心
- 集落から離れた立地
- 日常的な利用や管理が前提になっていない土地
である点が大きな特徴です。
相続人が県外に居住している場合、現地を確認するだけでも時間と費用がかかり、「どこにあるのか分からない」「行くこと自体が難しい」という状況から、整理が後回しになってしまうケースも少なくありません。
土佐町で実際に多い相談の背景
土佐町の相続不動産相談では、
- 早明浦ダム周辺の山林の場所が把握できていない
- 農地を相続したが耕作できず管理だけが続いている
- 限界集落の空き家を残したまま固定資産税だけを支払っている
といった「活用できない前提でどう整理するか」という相談が多く見られます。

土佐町でよく見られる相続不動産の悩み
空き家の老朽化と管理負担
相続した空き家は築年数が経過していることが多く、修繕が必要でも住む予定がないため放置されがちです。
老朽化が進むと、
- 雨漏りや壁の腐食などの劣化
- 地震時の倒壊リスク
- 豪雨時の浸水・破損の可能性
などのリスクがあり、長期間の放置は危険が大きくなります。
農地の耕作放棄と制限
土佐町では農業利用されていた土地が相続後に放置されることが目立ちます。
農地は農地法による制限があり、売買や転用には許可が必要となることから、譲渡先が見つかりにくい状況です。
放置された農地は草木の繁茂につながり、管理指導の対象にもなります。
山林の位置・境界が分かりにくい
山林は山間部全体に広がり、筆数が多かったり飛び地が点在しているなど、整理の難易度が高いものが多くあります。
また、
- 混在林で区画が把握しにくい
- 林道が未整備で現地に入りにくい
- 森林簿の情報と相違がある
といった理由から、現地での確認に時間を要するケースも珍しくありません。

土佐町の不動産を整理するときに確認すべきポイント
接道状況の確認
相続した土地が建築基準法の接道条件を満たさないと、再建築ができない可能性があります。
道路との接続や幅員などの要件は、早めに確認する必要があります。
地籍・境界の状況と地形の把握
土佐町は地籍調査が概ね完了していますが、一部には未了の区域も残っています。
境界標の有無や地番の整理などを含め、早期の現地確認が重要です。
空き家・山林・農地の現況を把握する
現況を正確に把握することで、整理方法や課題が明確になります。
- 空き家の劣化状況
- 山林の樹種・樹齢・アクセス状況
- 農地の耕作状況や草木の繁茂
- 接道条件 など
現地確認が難しい場合は専門家の支援も検討することが有効です。

土佐町で扱いが難しい不動産が多い理由
土佐町は自然環境と共存してきた地域である反面、次のような条件が複合し、扱いが難しい不動産が生じやすくなっています。
- 山間部の割合が高く土地需要が低い
- 農地法・森林法による利用制限が多い
- 地籍・境界が不明確な土地が残る
- 相続人が県外在住で管理が困難
- 空き家や農地が長期間放置されやすい
これらの条件が重なり、相続不動産が負動産化しやすい傾向にあります。

土佐町で不動産を手放すために検討できる方法
条件に応じた引き継ぎ方法の検討
中心部やアクセスの良いエリアでは、第三者への引継ぎが可能なケースもあります。
譲渡や活用の相談を早めに行うことで、選択肢が広がることがあります。
無償譲渡という選択肢
負担が大きい空き家・山林・農地などでは、隣地所有者や興味のある第三者に無償譲渡することで管理負担を減らせる場合があります。
相続土地国庫帰属制度を検討する
処分が困難な土地については、「相続土地国庫帰属制度」を検討することも選択肢のひとつです。
土佐町の不動産を放置すると生じるリスク
不動産を長期間放置すると、
- 固定資産税が継続的に発生
- 空き家の倒壊や災害リスクが高まる
- 近隣トラブルにつながる可能性
- 所有権が次の世代に引き継がれる
などのリスクが大きくなります。
特に相続人が県外に在住する場合、現地に行けず、劣化や荒廃が進むことに気づきにくいという点が問題です。

土佐町の不動産は早めの現状把握と整理が重要
土佐町には、古い空き家、農地・山林など、扱いが難しい不動産が多く存在します。
これらを放置すると管理負担やリスクが大きくなるため、現況を整理し、適切な方法を検討することが大切です。















