皆さま、こんにちは!
高知県で相続不動産や空き家、売却・処分が難しい負動産を専門に扱う、福島屋代表の上田です。
相続や負動産について考え始めたとき、「専門家に相談したほうがいいのは分かっているけれど、何をどう話せばいいのか分からない」と感じる方は多いと思います。
相談先として思い浮かぶのは、不動産会社、司法書士、税理士、市町村の窓口などさまざまです。
その一方で、「話が整理できていない状態で行っても意味があるのか」「何か準備していかなければならないのでは」と迷ってしまい、結果的に何も進まないケースも少なくありません。
専門家に相談する前段階として、紙1枚で状況を整理しておくだけで、その後の話はかなり進みやすくなります。
そこで本日は、相続や負動産について専門家に相談する前に整理しておきたいポイントについて話してまいります。
目次
準備はA4の紙1枚で十分
準備するのは、A4サイズの紙1枚です。手書きでも、メモ書きでも構いません。

目的は正確な資料を作ることではなく、現時点で分かっている情報を並べて可視化することです。
以下の4つのポイントを、分かる範囲で書き出してみてください。
① 不動産の内容(分かる範囲で)
- 土地、建物、山林、農地などの区分
- 所在地(市町村名や字名程度でも可)
- 利用状況(空き家、未利用、管理できていない等)
「何筆あるのか分からない」「山林がどこにあるか曖昧」といった状態でも問題ありません。
不確かな情報も含めて書き出すことが重要です。
② 名義と相続の状況
- 名義人は誰か(親、祖父母、叔父など)
- 相続手続きをした記憶があるか
- 相続人が何人いそうか
ここも正確でなくて構いません。
「たぶん父の名義のまま」「兄弟が数名いる」など、現時点での認識を書いておくだけで十分です。
③ 困っていること・気になっていること
- 固定資産税や管理の負担
- 草刈りや建物の維持ができない
- 売却が難しいと言われた
- 将来どうなるか分からない不安
事実だけでなく、「不安に感じている点」も重要な情報です。
箇条書きで、そのまま書き出してください。

④ 今後についての希望や方向性
- できれば手放したい
- お金にならなくても整理したい
- 当面は現状維持でも構わない
- まだ何も決めていない
方向性が固まっていなくても問題ありません。
「決めきれていない」という状態そのものが、整理すべき情報の一つになります。
紙1枚で整理することの意味
この紙1枚があるだけで、
- どの分野の専門家に相談する内容なのか
- 今すぐ対応が必要なのか、時間をかけられるのか
- 選択肢として何が考えられるのか
といった点を、短時間で共有しやすくなります。
逆に、何も整理されていない状態では、必要な情報の聞き取りだけで時間がかかり、話が前に進みにくくなります。

まとめ|完璧さより「書き出すこと」を優先する
相続や負動産は、最初から正解や最善策が見えるものではありません。
多くの場合、状況を整理しながら、段階的に判断していくことになります。
だからこそ、専門家に相談する前に、紙1枚で現状を整理しておくことが、無理のない第一歩になります。
情報が揃っていなくても構いません。
「今、分かっていること」「分からないこと」を区別できるだけでも、次に進む準備としては十分です。































