皆さま、こんにちは!
高知県で相続不動産や空き家、売却・処分が難しい不動産を専門に扱う、株式会社福島屋代表の上田です。
本日は、高知県の空き家問題を解決へ導くカギとなる、プロの賃貸業者の参入について話してまいります。
目次
賃貸派と「買いたくても買えない層」の需要を取り込む
近年はライフスタイルの変化や経済状況の影響で、「持ち家を持たずに賃貸で暮らしたい」という子育て世代や若者が増えています。
また、住宅ローンの審査が厳しくなったり、物価上昇で家計が圧迫されたりする中で、買いたくても買えない層も増加しています。
こうした背景から、空き家となった戸建て住宅をリフォームして貸し出すことは、地域における住まいの供給源として重要な役割を果たします。
つまり、需要は確実に存在するものの、問題は「貸せる状態に整えられるかどうか」にあります。
空き家の活用には“プロの賃貸業者”の力が不可欠
空き家を貸し出すには、以下のような課題が待ち構えています。
- 改修にかかる資金の確保(融資・助成金の利用)
- 築年数が古い住宅の耐震性や設備の改善
- 入居者募集から家賃・建物の管理、退去時対応までの運営ノウハウ
これらを知識や経験の乏しい個人がすべて行うのは負担が大きく、実現までのハードルも高くなります。
そこでカギを握るのが、資金調達・リフォーム・管理運営に精通した賃貸業者の参入です。
プロの賃貸業者が介在することで、
- 効率的なリフォーム・修繕
- 適正家賃の設定
- 安定した入居者確保
- 家賃・建物の管理
- 賃貸借契約によるトラブルの予防
といった「空き家活用の仕組み化」が可能になります。

空き家は賃貸業者への売却または無償譲渡で活用
戸建て住宅を空き家のまま放置すると、思っている以上に早く劣化が進みます。
人が住まなくなると、通風や湿度管理ができず、
- 木部の腐食
- 屋根・外壁の破損
- 雨漏りやシロアリ被害
といったトラブルが数年で発生します。
こうなると、再利用に多額の修繕費がかかり、活用どころか解体費用の負担すら生じます。
つまり、昭和の古い家でも“空き家になってすぐ活用するかどうか”が明暗を分けるのです。
建物がまだ活用できる段階で、賃貸業者が買取または譲り受け、迅速に再活用へとつなげることが重要です。
空き家の管理や処分でお困りの方は、賃貸業者に引き継いでもらうという選択肢も、ぜひ検討してみてください。
空き家の賃貸化は、地域の空き家問題を解決するカギ
高知県は持ち家率が64.9%と全国平均(61.2%)を上回り、もともと“家を持つ文化”が根強い地域です。
その反面、親から相続した家を「空き家のまま放置している」ケースが多く、これが空き家率の上昇につながっています。
賃貸業者の力を活かせば、空き家は「負動産」ではなく、工夫次第でよみがえる資産となります。
今後の高知県の空き家対策のカギとなるのは、間違いなくプロの賃貸業者の積極的な参入です。
まとめ|空き家は早期対応で戸建て賃貸需要をつかむ
- 高知県では毎年空き家が急増中
- 賃貸派や住宅購入が難しい層の増加に伴い「戸建て賃貸」の需要が高まっている
- 空き家を貸すには資金・リフォーム・管理・運営のノウハウが必須
- プロの賃貸業者の積極的な参入が「空き家再生のカギ」
- 築古でボロボロの建物でも早期に動けば再活用できる