皆さま、こんにちは!
高知県で相続不動産や空き家、売却・処分が難しい不動産を専門に扱う、株式会社福島屋代表の上田です。
「捨てられないのに、つい物を買ってしまう」
そんな行動に悩む高齢者の方や、そのご家族は少なくありません。
実はその背景には、「昔は物がなかった」「欲しくても買えなかった」そんな時代を生きた経験が深く関わっています。
物を大切にする価値観が身についている一方で、現在は物が簡単に手に入る時代。そのギャップが、「捨てられない」「でも買ってしまう」という行動のズレを生み出しています。
そこで本日は、高齢者ならではの「捨てられない気持ち」と、荷物が多いことで起こるリスクを整理しながら、無理なく取り組める整理法について話してまりいます。
目次
なぜ高齢者は捨てられないのに買ってしまうのか?
戦後の「物不足時代」の記憶
- 昔は物がなかったため、何でも大切に取っておく習慣が身についた
- 「いつか役立つ」「もったいない」という気持ちが非常に強い
現代の「物余り社会」
- スーパーや通販で簡単に欲しい物が買える
- 安価で手に入るため「つい買ってしまう」
心の満足感を求めてしまう
- 買い物が娯楽や気分転換になる
- 新しい物を手に入れることで安心感を得る
結果、「捨てられないのに買い足す」ため、荷物がどんどん増えてしまいます。
家族が心配する荷物の増加リスク
- 家の中が狭くなり、転倒や事故につながる
- 掃除や食品の消費期限など、日常の管理が行き届かなくなってしまう
- 将来、遺品整理や相続で自分たちに負担がかかる
安全で後悔しない整理法 ― 実践編
① 捨てることを習慣化する
毎日少しずつ手放す習慣をつけると、心理的負担が少なくなります。
- 「今日は1つだけ捨てる」と決める
- 捨てた物を写真に残したり、カレンダーに記録して達成感を得る
→ 小さな積み重ねが「捨てること」への抵抗を減らします。
② 捨てることを趣味にする
片付けを「楽しいこと」に変える工夫も効果的です。
- 不用品をフリマアプリやリサイクルショップで売り、臨時収入を楽しむ
- 処分する前にもう一度使ってみる
- タイミングが合えば、各種団体のチャリティーバザーに寄付する
→ 「整理=前向きな体験」に変えることがポイントです。
③ 自治体の粗大ごみ事情に合わせる
不燃ごみの処分方法は地域によって異なります。お住まいのルールを確認して、無理のない方法で取り組みましょう。
- 月1回の回収日がある場合
→ 毎月コツコツ出す。時間をかけて無理なく整理できる。 - 自治体の受入場に持ち込める場合
→ 日付を決めて、家族とトラックをレンタルし一気に処分する。短期間でスッキリ片付けたい人向け。
整理がもたらす前向きな変化
- 家の中が明るく安全になり、転倒や火災のリスクが減る
- 気持ちが軽くなり、生活の質が上がる
- 将来の相続や遺品整理の負担を家族に残さずにすむ
まとめ|不用品処分業者に高額な費用をかけずにすむ
高齢者が捨てられないのに買ってしまう背景には、「物がなかった時代を生きた記憶」と「物が簡単に買える今の時代」のギャップがあります。
整理することで生まれる快適な生活や明るい未来をイメージしながら、
- 捨てることを習慣化する
- 捨てることを趣味にする
- 自治体の粗大ごみ事情に合わせる
この3つを意識するだけで、業者に高額な費用(数十万~)をかけず、最小限のストレスで荷物の整理ができます。
ご本人はもちろん、ご家族が寄り添いながら少しずつ進めることで、暮らしも心もスッキリし、将来の安心につながります。