皆さま、こんにちは!
高知県で相続不動産や空き家、売却・処分が難しい負動産を専門に扱う、福島屋代表の上田です。
当社には、日々さまざまな負動産に関するご相談が寄せられています。
相続した山林、使われなくなった農地、老朽化した空き家、法令上の制限や権利関係に課題のある土地など、同じ条件のものは一つとしてありません。
そうしたご相談を受ける中で、当社では対応をお引き受けしないと判断するケースもあります。
そこで本日は、その理由や考え方について話してまいります。
なぜ、すべての相談を引き受けないのか
負動産整理は、「とにかく手放せば終わり」「誰かに渡せば解決」という単純なものではありません。

状況によっては、
- そもそも法的・制度的に整理が成立しない
- 引き受け先に将来的なトラブルが生じる可能性が高い
- ご相談者様に過度な費用負担や責任が残る
- 当社が関与することで、かえって問題を複雑にする
といったケースも現実に存在します。
そのような場合、「引き受けること自体が無責任になる」と判断することがあります。
当社が対応を見送る主なケース
具体的には、次のようなケースでは対応を見送ることがあります。
- 現地確認や状況整理が不可能、または著しく困難な場合
- 法的リスクが高く、関係者全員の合意形成が見込めない場合
- 結果について当社が責任を持てないと判断される場合
- 「必ずこうしてほしい」という結論ありきのご相談の場合
当社は、結果を保証できないことを前提に、無理な提案や安易な引き受けは行いません。

「できない」と正直に伝える理由
負動産の問題は、多くの場合、長い時間をかけて積み重なった結果として表面化します。
一般市場での売買が難しい瑕疵や、権利関係・法令・管理責任などが複雑に絡み合っているケースも少なくありません。
遺品整理や墓じまいと違い、負動産はお金を払って処分すれば終わり、という性質のものではありません。
だからこそ、短期的な解決や、都合の良い話だけを並べることはしません。
- 今は整理すべきタイミングではない
- 他の選択肢を検討した方が良い
- 当社ではなく、別の専門家が適している
と判断することもあります。
そのような場合には、対応できない理由も含めて、率直にお伝えするようにしています。
「できない」と正直に伝えることは、結果として相談者様の不利益を避けることにつながると、当社は考えています。
引き受けた案件には、最後まで向き合います
一方で、当社が「対応可能」と判断した案件については、中途半端な関与は行いません。
現地・書類・関係者を丁寧に整理し、できること・できないことを明確にした上で、現実的な整理の道筋を一緒に考えていきます。
引き受ける案件を選ぶからこそ、一件一件に対して責任を持って向き合うことができます。

まとめ|選別するからこそ、専門家でいられる
当社は、「何でも引き受ける会社」ではありません。
しかし、「引き受けると決めた案件から逃げない会社」でありたいと考えています。
負動産整理に正解はありません。
だからこそ、無理に進めない判断も含めて、専門家の役割だと考えています。
もしご相談の結果、当社で対応できない場合があっても、それは内容を十分に検討したうえでの判断です。
その点をご理解いただいたうえで、今すぐの解決でなくても、状況整理からご相談いただければ幸いです。
































