高知県の空き家率は全国5位(20.28%)|数字から見える「放置リスク」と今できる整理の考え方

高知県空き家率ランキング全国5位

皆さま、こんにちは!

高知県で相続不動産や空き家、売却・処分が難しい負動産を専門に扱う、福島屋代表の上田です。

総務省が2023年10月1日時点で実施した令和5年住宅・土地統計調査(2023年度)によると、高知県の空き家数は 約78,700戸、空き家率は「20.28% 」に上ります。

この空き家率は、全国で5番目に高い水準です。

つまり、高知県では5軒に1軒が空き家という状況が、すでに現実のものとなっています。

空き家の増加は、ニュースや統計の話ではなく、

  • 実家を相続した
  • 使わない家をそのままにしている
  • 誰も住んでいないが処分方法が分からない

といった、一人ひとりの所有者の問題の積み重ねでもあります。

そこで本日は、こうした背景を踏まえながら、高知県の空き家問題について話してまります。

「空き家=問題」になるのは、放置したとき

空き家そのものが、すぐに問題になるわけではありません。

問題になるのは、管理されないまま放置されることです。

放置された空き家は、

  • 建物の老朽化・倒壊リスク
  • 雑草や害虫、近隣トラブル
  • 火災や不法侵入の危険
  • 固定資産税・管理負担の継続
  • 将来、子や孫に引き継がれる負担

といった形で、時間が経つほど「負担」へと変わっていきます。

特に高知県は、人口減少・高齢化が全国でも早く進んでいる地域です。

「いずれ何とかしよう」と思っている間に、選択肢が減ってしまうケースも少なくありません。

高知県空き家率ランキング全国5位

売却だけが答えではありません

空き家の整理というと、「売るしかない」「売れなかったら終わり」と思われがちですが、実際には選択肢は一つではありません。

状況によっては、

  • 無償譲渡による引き継ぎ
  • 解体を含めた整理
  • 隣地との調整
  • 相続土地国庫帰属制度の活用

など、売却以外の方法の方が現実的な場合もあります。

大切なのは、いきなり結論を出すことではなく、状況を整理することです。

高知県空き家率ランキング全国5位

「まだ決めていない」段階でも相談できます

福島屋では、

  • 今すぐ処分するか決めていない
  • 相続したが、どうすればいいか分からない
  • 売れないと言われて困っている
  • 子どもに負担を残したくない
  • 相続放棄を検討している

といった段階からのご相談を多くお受けしています。

無料相談は、売却や処分を前提とするものではなく、状況整理が目的です。

現地確認や資料確認を行い、複数の選択肢を整理したうえで、無理のない方向性をご案内しています。

高知県空き家率ランキング全国5位

まとめ|数字が示す今こそ、整理を考えるタイミング

高知県の空き家率「全国5位」という数字は、すでに多くの方が同じ悩みを抱えていることを示しています。

放置するか、整理するか。

その選択が、将来の負担を大きく左右します。

「まだ何も決まっていない」

「何から始めればいいか分からない」

そんな段階でも構いません。

まずは一度、整理という視点で状況を見直してみてください。

ABOUT US
上田 司代表取締役/宅地建物取引士
相続した負動産で苦労した自身の経験を原点に、同じような悩みを抱える方の力になりたいとの想いから、2025年より、売却が難しい家や土地を専門に取り扱う「負動産整理」のサポート事業を開始しました。相続不動産を中心に、各分野の専門家と連携しながら、再生・無償譲渡・相続土地国庫帰属制度など、一つの方法に限定せず、複数の選択肢を整理したうえで、状況に応じた進め方をご案内しています。売却や処分を前提に話を進めることはありません。ご相談者様一人ひとりの事情やお気持ちに寄り添い、「どう整理するか」を一緒に考えることを大切にしながら、不動産の整理・処分を丁寧にサポートいたします。