皆さま、こんにちは!
高知県で相続不動産や空き家、売却・処分が難しい負動産を専門に扱う、福島屋代表の上田です。
相続が発生すると、多くの方が最初に悩むのが「遺品整理をどうするか」という問題です。
「早く片付けないといけない」「業者に頼むしかない」と考え、見積もりを取り、数十万円単位の費用を支払うケースも少なくありません。
しかし本当に、遺品整理にそこまでの費用をかける必要はあるのでしょうか。
実は、業者に依頼する前に知っておくだけで、手間や出費を大きく抑えられる選択肢がいくつかあります。
そこで本日は、当社が日頃相談を受ける中で大切にしている、遺品整理に対する考え方について話してまいります。
目次
遺品整理=業者に頼む、が当たり前になっていませんか?

遺品整理と聞くと、専門業者に依頼するのが一般的だと思われがちです。
確かに、遠方に住んでいる、時間が取れない、大量の家財があるといった場合、業者の存在は心強いものです。
一方で、家財の処分方法は本来ひとつではありません。
- 自治体の粗大ごみ回収
- リサイクル・買取業者
- 知人・近隣への譲渡
- 家財を残したまま引き取ってもらう方法
相続人が一度きりの相続のために業者を探し、比較し、手配するよりも、結果的に安く、手間も少なく済むルートが存在することも多いのです。
遺品整理費用は業者によって大きく差が出る

一般的な大きさの戸建て住宅であっても、遺品整理の見積額は業者によって驚くほど差が出ることがあります。
同じ物量であっても、数十万円単位で金額が違うケースも珍しくありません。
その理由のひとつが、家財の価値をどう扱っているかです。
- まだ使える家具や家電
- 古い道具や趣味性の高い物品
- 一見価値のないように見えるが、再利用や転売が可能なもの
これらを「すべて廃棄物」として扱い、有料処分する業者もあれば、価値のある物を考慮して処分費用から差し引く業者もあります。
問題は、すべての遺品整理業者が不用品の価値を見分けられるわけではないという点です。
価値のある家財が「不用品」として処分されるリスク

専門知識がないまま整理を進めると、本来お金になる可能性があった家財まで、「不用品」として一括で処分されてしまうことがあります。
相続人にとっては、
- 余計な処分費用がかかる
- 後から「捨てる必要はなかった」と気づく
- 後悔が残る
といった結果になりかねません。
だからこそ、「とりあえず業者に見積もりを取る」という行動は、必ずしも最善とは言えないのです。
家財を残したまま不動産を引き取ってもらうという選択肢

見落とされがちですが、家財(残置物)が残った状態でも引き取りを了承してくれる不動産の譲受人を探すという選択肢もあります。
この場合、
- 相続人が家財を分別・処分する必要がない
- 遺品整理費用そのものが発生しない、または大幅に抑えられる
- 業者対応の手間が減る
といったメリットがあります。
残置物込みで不動産を引き取る人は、
- 再利用
- 修繕
- 売却
などを前提としているケースが多く、家財の扱いにも一定の知識を持っていることが少なくありません。
結果として、相続人の金銭的・時間的負担が抑えられるケースもあります。
急いで遺品整理をする前に、立ち止まって考えてほしいこと

遺品整理はやり直しができません。
一度処分してしまったものは戻ってきませんし、支払った費用も返ってきません。
だからこそ、
- 本当に今すぐ整理が必要か
- 家財の処分方法は他にないか
- 残したまま引き取ってもらえる選択肢はないか
- その費用は妥当なのか
こうした点を一度整理してから、次の行動を決めることが大切です。
費用をかけることが正解とは限らず、かけないことで負担が軽くなる場合もあります。
まとめ|遺品整理は相続全体を見渡して考える

- 遺品整理に高額な費用をかけることが必須とは限らない
- 家財の処分には、業者依頼以外にも多くの方法がある
- 業者によって費用や家財の扱いには大きな差がある
- 価値のある物が不用品として処分されるリスクもある
- 残置物込みで不動産を引き取ってもらうことで、費用と手間を抑えられる場合がある
遺品整理を検討するときは、「片付けること」だけに目を向けるのではなく、相続した不動産など全体を見渡して「どう整理するか」を考えることが、結果的に後悔のない選択につながります。

































