みなさん、こんにちは!
株式会社福島屋代表の上田です。
本日は、空き家問題の解決策の一つとしてご提案したい、外国人労働者向け空き家活用について話してまいります。
少子高齢化で労働人口が減少している日本では、外国人労働者の受け入れを国や自治体も後押ししています。
空き家に困っている不動産所有者と住む場所に困っている外国人労働者は相性が良いです。
特に空き家所有者の方には、家賃収入と地域社会を支える労働者の確保という社会貢献のメリットがあります。
目次
なぜ「空き家×外国人労働者」が注目されているのか?
空き家問題の現状と課題
日本では少子高齢化や都市部への人口集中により、地方を中心に空き家が急増しています。
総務省によると、日本の空き家数は900万戸(2024年10月時点)を超え、今後も毎年8万件以上の増加が予想されています。
人が住まなくなった空き家、放置された空き家は老朽化が加速し、防災・防犯・景観面で地域の課題となっています。
外国人労働者の住まい探しの実情
日本における外国人労働者数は230万人(2024年10月末時点)を超え、前年より25万人増加しました。
地方では交通手段の不便さから、就労先から自転車で15分程度の距離で住居を探している外国人が多くなりますので数が限られています。
空き家を外国人労働者向け賃貸に活用する5つのメリット
1. 安定した家賃収入が見込める
2. 空き家の劣化・管理負担を軽減できる
3. 地域経済の維持・発展に貢献できる
4. 国や自治体の補助制度を活用できる
5. 相手国との信頼関係を築く一因となる
実際に活用する前に知っておくべき課題と対策
文化・生活習慣の違いによるトラブル
監理団体および就労先企業と連携して、文化や生活習慣を理由にご近所の方々に迷惑を掛けないようにすることが必須です。高知県でとくに増えているインドネシア人は、料理で油を大量に使うため、キッチン廻りの油汚れと火事の対策が必要です。
契約・保証人問題とその解決策
就労先企業と賃貸借契約を結びます。
入居中のトラブル対応と管理体制
管理会社に依頼することで、トラブル対応など建物管理を一括して任せることができます。
賃貸に出す前のリフォームと残置物処分について
築年数は、日本人と比べてあまり重要視されない傾向がありますので、生活必需設備さえ揃っていれば入居前のハウスクリーニングで対応することが可能です。築古物件でも、外国人労働者同士でルームシェアをすることで家賃を抑えることのできる一戸建ては人気があります。残置物ついては、家具家電付き物件として賃貸に出すことで喜んでもらえます。
まとめ|空き家×外国人労働者活用は今がチャンス
社会課題解決と収益性を両立できる
高知県では漁業・農業・製造業・建設業・医療介護分野で毎年多くの外国人を受け入れていますので今後も更に住居の賃貸需要が見込めます。
空き家問題、労働人口問題の課題解決に貢献しながら家賃収入を得ていきましょう。