皆さま、こんにちは!
高知県で、山林や農地をはじめ、相続後の扱いに困っている土地や建物、売却・処分が難しい不動産の整理を支援している福島屋代表の上田です。
来週6月30日は、高知の夏のはじまり「輪抜けさま」ですね。
輪抜けさまは、茅の輪をくぐって無病息災を祈る伝統行事ですが、ただのお祭りではなく、子どもたちの心に一生残る大切な夏のイベントです。
さて本日は、亡くなった家族(被相続人)のために特別に頑張った人が、相続で損をしないためのルールとしてつくられた「寄与分」について話してまいります。
寄与分を知って「納得できる相続」を目指しましょう。
①寄与分とは?基本の意味と役割
寄与分の意味は?
寄与分とは、亡くなった人の財産を増やしたり守ったりするために、とくに頑張った人が、ほかの家族より相続分を多くもらってもいいよ、というルールです。
例えば、介護をしたりお金を出したりした場合です。
なぜ寄与分が必要なのか
寄与分がなければ、頑張った人が損をしてしまい、不公平なことが起きます。
そのため、寄与分は遺産相続の「公平な分け方」を助ける役目を持っています。

②寄与分にあたる具体的な行為とは?
介護・看護の寄与分
亡くなった人のお世話をしていた場合、その時間や労力は寄与分として認められます。
経済的な援助や管理の寄与分
家のローンを返したり、家や土地を守るためにお金を使った場合も寄与分になります。
寄与分にならないケース
普通の家事をしただけや、特別な負担がなかった場合は、寄与分として認められないこともあります。
③寄与分の計算方法と判断基準
財産増減から見る計算方法
寄与分は、亡くなった人の財産がどれだけ増えたか、減らなかったかを基に計算します。
例えば、介護や看護で病気が悪くならずに済んだなら、その分の価値が考えられます。
裁判での判断例
裁判では、どんな行為がどれくらい寄与したかを詳しく調べて決めます。
そのため、証拠や記録が大切です。

④寄与分を認めてもらうための証拠や準備
必要な証拠とは?
介護の記録や領収書、預金の出し入れ記録など、頑張ったことが分かる証拠です。
⑤寄与分の請求方法と手続き
家族間での話し合い(遺産分割協議)
まずは家族みんなで話し合い、とくに頑張った人に寄与分をどう分けるかを決めます。
調停・裁判での請求の流れ
話し合いで決まらなければ、家庭裁判所で調停や裁判をして決めることになります。
⑥寄与分請求の期限と時効について知る
寄与分請求に関わる時効期間
寄与分を主張できる期間 寄与分は遺産分割の中で主張するもので、相続開始から10年を過ぎると、原則として寄与分を考慮した遺産分割ができなくなります(民法904条の3)。
ただし、10年が経過する前に家庭裁判所へ遺産分割の調停や審判を申し立てていれば、この期間制限は適用されません。
なお、2023年4月1日より前に相続が始まっている場合は、2028年4月1日までの猶予があります。
期限を過ぎた場合のリスク
期限を過ぎると請求できなくなるので、早めに動くことが大切です。

⑦寄与分と遺留分の関係を理解する
遺留分の基本と寄与分の影響
遺留分とは、最低限もらえる相続の割合のことです。
寄与分は、遺留分を計算するときの基礎となる財産には影響しません(寄与分と遺留分は別の制度です)。
特別寄与料
相続人でない親族(たとえば長男の妻)が被相続人の介護などをした場合は、「特別寄与料」(民法1050条)を相続人に請求できる場合があります。
トラブルを避けるためのポイント
寄与分と遺留分のバランスをよく理解し、争いを防ぎましょう。
⑧寄与分に関するよくあるトラブルと解決策
寄与分の範囲で争いが起きる理由
頑張った人の判断基準が人それぞれで違い、家族の意見が分かれてしまうことがある。
話し合いで解決できないときの対応策
法律の専門家を交えた調停や裁判で問題を解決しましょう。
⑨寄与分の専門家相談と費用の目安
どんな専門家に相談すれば良い?
弁護士や司法書士、相続に詳しい税理士がおすすめです。
相談のタイミングと費用感
問題が起きる前に相談するのがベストです。
費用は相談内容や事務所によって異なりますが、初回無料相談があるところが多いです。

⑩寄与分を知って納得できる相続を実現しよう
寄与分のポイントまとめ
寄与分は「特別に頑張った人が損をしない」ための大切なルールです。
証拠を集め、家族の話し合いを大事にし、請求期限に注意しましょう。
まとめ|早めの準備が家族の納得と安心につながる相続のカギ
相続は時間が経つほど複雑になります。
早めに動いて、家族みんなが納得できる相続を目指しましょう。










































